選手がどんどん辞めていく?延世大学サッカー部について詳しく紹介!
こんばんは。
先日のブログで記した通り、僕は今、韓国の延世大学に、慶應ソッカー部から派遣で2週間の短期サッカー留学にきています。
今日は韓国に来てから4日目で、様々な文化の違いや言語の壁を感じながらも、毎日活動に励んでいます。
今回のブログではそんな僕が留学している延世大学(Yonsei)サッカー部について紹介しようとと思います。
目次
・延世大学サッカー部基本情報
延世大学サッカー部は韓国屈指の強豪校で、毎年多くのプロサッカー選手を輩出します。
OBには、現在ガンバ大阪のファン・ウィジョ選手やFC東京のチャン・ヒョンス選手など多くの選手たちがプロの舞台で結果を残しています。
現在延世大学サッカー部員は1年生から4年生まで合わせて計23名です。(韓国では3月から学期が始まるため1年生がすでに入っている。)
内訳は1年生9名、2年生8名、3年生4名、4年生2名となっています。
先日のブログでも書きましたが、ある1人を除き全員がサッカー推薦で延世大学に入学しています。
では唯一サッカー推薦で入学していない1人の選手について紹介したいと思います。
・日本語堪能ドンちゃん
彼の名前はキム・ドンヒョク。(僕らはドンちゃんって呼んでます。)
今回の延世留学での僕たちのお世話係をしてくれています。
彼は韓国語を話せるのはもちろんのこと、日本語がペラペラ。と言うのも彼は韓国で生まれた後、日本で14年間過ごし、大学からまた韓国に戻って来たのです。
通常、延世大学サッカー部にはスポーツ推薦でしか入部できません。
しかし彼は一般入試で延世大学に合格し、サッカー部に入るため元慶應大学ソッカー部監督で延世大学OBの人に推薦書を書いてもらい、セレクションを経て見事入団したのです。(延世サッカー部史上初めて)
そんなドンちゃんには通訳をしてもらったり、寮や学校の案内、一緒に筋トレや街へ連れて行ってもらったりして、本当にお世話になっています。早くドンちゃん以外の選手と仲良くならないといけないなとは思っていますが。笑
今回の記事もドンちゃんに色々教えてもらって書いています。
・選手が辞めていく?
次はタイトルに書いてあることについて説明していきます。
先ほど書いた内訳を見てもらったら分かりますが、1年生が1番人数が多く、4年生が1番少なくなっています。
なぜこのような編成になるかと言うと、
選手たちが在学中にKリーグに引き抜かれていき、次から次へと学校を辞めてプロサッカー選手になっていくからです。
一昨年は9人、去年は5人の選手がプロになっていき延世大学を辞めていきました。
彼らの中では大学を卒業することではなく、プロサッカー選手になって大学を辞めていくことが一つの目標になっていると言います。(卒業後にプロの道に進む選手も少ないながらもいます。)
つまり常に、身近に「プロ」と言う存在があり、「プロ」になることを全員が目指してプレーしている環境なのです。
実際にリーグ戦には多くのKリーグ関係者が見にくるらしいです。
これは延世だけでなく、韓国サッカー全体に共通していることです。
日本では在学中に特別指定としてプロの試合に出る選手はいくらかいますが、2年生や3年生のタイミングで完全に大学を辞めてプロの道に行く選手はほとんどいません。この辺りが韓国大学サッカーと日本の大学サッカーの大きな違いだと感じました。
・最大のライバル、高麗大学
次は延世大学サッカー部ならではの変わった特色について紹介します。
サッカー部では選手は練習中、赤色の服や靴を着用しません。
なぜなら最大のライバル校である高麗大学のイメージカラーが赤色だからです。(延世は青色がイメージカラー)
つまりそれほどにまで、強烈なライバル意識があるのです。
日本では早稲田大学と慶應義塾大学がお互いに意識しあっていると思いますが、それの何倍もの強さでライバル意識を持っているのです。
慶應での練習の時、早稲田のカラーであるえんじ色をつけてはダメみたいな風習は一切ないので。笑
日本でいう早慶戦のような定期戦も、延世大学と高麗大学の間にあります。
しかし規模は早慶戦を大きく上回ります。
昨年の早慶サッカー定期戦には約1万8000人の観客が集まりました。日本の大学サッカーにおいてサッカー早慶戦は最多の人数を集客します。
しかし延世と高麗のサッカー定期戦には、平均でも2万人、多い時で3万人を超える観客が集まります。
しかもこの定期戦は5つの競技(サッカー・野球・アイスホッケー・ラグビー・バスケ)を二日間に分けて集中して行うため、他の競技にも多くの観客が集まるのです。
この定期戦は延世サッカー部員にとって最大の試合で、試合に勝つと、学校ではヒーローとして扱われ、食堂で並んでいるときに知らない人から奢られるということも起こるそうです。
このエピソードからも学校としての高麗大学へのライバル意識が強いことが分かります。
一昨年、去年と延世サッカー部は高麗大学に勝っており、今年は3連勝を狙う年になっています。
・最後に
今回は延世大学サッカー部についてや韓国大学サッカーならではの特徴について書きました。
2年生や3年生になるタイミングでプロになり大学を辞めて行くことや、高麗大学に対する強烈なライバル意識など、日本の大学サッカーとは大きく異なる特徴があることが分かりました。
次回は彼ら延世大学サッカー部員の生活について書こうと思っているので、ぜひ読んでください。
韓国の名門”延世大学”に短期サッカー留学
延世大学サッカー留学
3月18日から3月31日の間、韓国の名門校、延世(Yonsei)大学にサッカー留学してきます。
慶應義塾大学と延世大学は古くから繋がりがあり、ここ10数年間は毎年、慶應義塾大学体育会ソッカー部(正式名称)から延世大学のサッカー部に3名派遣され、そこで約2週間、現地の選手に混じって活動を行います。
有難いことに、今年はその3選手に自分が選ばれ、今日から韓国に行くことになりました。
延世大学は韓国ソウル市にある大学で、韓国では、「ソウル大学」「高麗大学」と並んで名門とされます。(SKYと呼ばれる)
そのサッカー部は韓国屈指の強豪校で、悪くてもトップ5に入る実力を持っているとのことです。
そして毎年多くの選手がKリーグ(日本で言うところのJリーグ)に引き抜かれてプロサッカー選手になっていくらしいです。
今回の留学を自分はとてもポジティブに捉えていて、2週間後に「ただ良い経験が出来た」で終わらせたく無いと思っています。
その中で自分は特に次の2点を意識して活動をするつもりです。
1つ目は、アジアの強豪国であり日本のライバルである韓国の、プロサッカー選手を本気で目指している同世代の選手達が、常日頃から何を意識し、自らの目標を達成するためにどのような日常を送っているかを、ともに生活する中で感じることです。
事前の情報によると、延世大学サッカー部の選手は1名の選手(また後日紹介します)を除き、全員がサッカー推薦で入学しているそうです。そして全員がプロサッカー選手を本気で目指し生活しているという環境です。
慶應は一部の選手のみがプロサッカー選手を目指している状況なので、そういった面から見ても異なる環境でのサッカー生活になると思います。
そのような中での生活およびサッカーを通して、プロを目指している自分の、サッカーに対する考え方や向き合い方を、改めて見直していきたいです。
2つ目は、言葉が通じない中でのプレーを経験し、その困難な状況の中で、課題をどう解決していくかということです。
これまで自分は中国、アメリカに遠征に行ったことはあるわけですが、それはチームとして行ったため、共にプレーしたのは、当然日本語が通じ、お互いの特徴を理解しているメンバーでした。
しかし、今回は現地のサッカー部に入ってプレーするため、日本語は通じないのはもちろんのこと、お互いの特徴も分からないわけです。
その中でいかに英語やボディーランゲージなどを含めながらコミュニケーションをとり、プレーを合わせていけるかが今回の自分のテーマになってきます。また、自分は将来ヨーロッパでプロサッカー選手になりたいと思っているので、その点を含めても今後の自分にとって一つの指標になると思います。
今回はこんな感じで硬い文章になったんですが、この韓国滞在の間に、韓国の文化や食生活、学生生活などもどんどん発信できたらと思います。
ヒッチハイクで帰省してみた④[横浜〜大阪]完結編
俺「ありがとうございます!」
すぐに登木に電話した。
刈谷SAは観覧車などもあり、比較的大きなSAだったが、夜中のためほとんどの建物がしまっていた。
車の中では、お孫さんの話を聞いたり、これまでの人生についてのお話を聞いた。
そんな中、疲れと睡眠不足から眠くなってきた。
大阪駅をバックに記念撮影した。
ヒッチハイクで帰省してみた[横浜〜大阪]③
俺たちの頭には
彼らは黒塗りの高級車を道の途中にも関わらず止めてくださった。
正直怖かった。笑
行き先を聞くと、高速には乗るものの、俺たちが行きたい方向とは逆の東京方面とのこと。
7月27日22:20(開始から4時間経過)
恐る恐る近く付くと、1人の男性が乗っていいと、手招きをしてくださった。
ヒッチハイクで帰省してみた[横浜〜大阪]②
一台の車が俺たちの画用紙を見て止まってくださった🚘
おそるおそる、車に近づいていくと、、、
ヒッチハイクで帰省してみた[横浜〜大阪]①
①きっかけ
大きな交差点であったため、通行人に変な目で見られるし、若者には茶化される、、、
すでに自信を失いかけている俺と登木。